【5月6日 People’s Daily】今年は中国の全国民義務植樹開始後40周年だ。データによると、中国の森林被覆率は1980年代初めの12%から現在の23.04%に増加しており、ここ20年間で中国の新植生被覆面積は世界の新植生総量の約25%を占め、世界トップとなっている。

 中央から地方、都市から田舎に至るまで、全国民が共同で参加する。海南省(Hainan)昌江リー族自治県(Changjiang Li Autonomous County)では、1992年から30年かけて、漁民の陶鳳交(Tao Fengjiao)さんと彼女の同業者の女性友達たちが、流砂に588万本、3万3800ムー(約20平方キロメートル)の植林を続け、海島の容貌を一新させた。河北塞罕壩機械林場では、3世代の建設者が荒野に112万ムー(約740平方キロメートル)の造林を行い、砂漠に緑の装いをもたらした。内モンゴル(Inner Mongolia)大興安嶺では、1万6000人の林業労働者が「木を切る人」から「木を見守る人」に変わり、緑地を守っている。陝西省(Shaanxi)楡林市(Yulin)、山西省(Shanxi)右玉県(Youyu)、甘粛省(Gansu)民勤県(Minqin)では、ますます多くの保護林が造設され、植生が保護され、「緑の万里の長城」が絶え間なく中国の大地に広がっていく。

 植樹時の適切な木の種類の模索から、栽培時の悪天候からの保護に至るまで、伝統的な開発意識を変え、苗木の生育空間を保護することを通じ、人間と自然の関係に対する人々の認識は高まり続けている。中国は経済発展と環境保護の関係を正しく認識し、処理しなければならないことを深く認識している。「汚染してから対策を考える」道を歩んでもいけないし、小さな失敗に懲りて経済発展をやめさせてもいけない。植林は、緑の苗木のみならず、民生福祉の不断の改善ももたらしてくれる。

 多くの林業労働者や農牧民は産業による貧困対策、エコによる貧困対策を通じて安定した収入を得ており、幸福感は著しく向上している。クブチ砂漠はエコツーリズムを発展させ、多くの観光客を引きつけてきた。エコ産業が勢いよく発展し、大きな経済効果を生み出している。かつて「黄砂が天日を覆い、鳥がすむ木もなかった」塞罕壩机械林場は、今では樹海が無限に広がり、観光客が後を絶たない。緑化樹木、森林観光などのグリーンエコ産業が約4万人を富へと導いている。国土の緑化の成果と経済社会の発展の奇跡が互いに照り映え、グリーン発展の理念を指針とし、生態環境を保護することは経済の発展と民生の改善を有機的に統一し、共存していけることを十分に示した。

「エコ文明建設における新たな進歩の実現」は中国の「第14次5カ年計画」期間の経済社会発展の主要目標の一つとなっている。国内総生産(GDP)当たりエネルギー消費量の13.5%、CO2排出量の18.5%減少、主要汚染物質排出総量の減少を継続させ、森林被覆率を24.1%まで増加させる。一連の具体的な目標は、人間と自然が調和・共生する近代化の方向性を示している。(c)People’s Daily/AFPBB News