【5月5日 AFP】ハリウッドのアクションスター、スティーヴン・セガール(Steven Seagal)さんが4日、ベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領と面会し、日本刀をプレゼントした。

 国営放送局の映像で、マドゥロ氏はセガールさんから刀を受け取ると、何度か空を切って見せた。全身黒い服に身を包んだマスク未着用のセガールさんは、満足げにうなずいたが、マドゥロ氏が刃の部分に指を近づけると注意を促したようだ。

『ハード・トゥ・キル(Hard to Kill)』や『沈黙の戦艦(Under Siege)』などの作品で80年代~90年代に人気を集めたセガールさんは、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領らタフな指導者を支持していることで知られている。

 セガールさんは、フィリピンがイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と戦っていた際に、ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領と面会したこともある。

 ロシアは2016年、セガールさんに国籍を付与した。その際にはプーチン氏がセガール氏を大統領府に招き、直接パスポートを手渡す様子がテレビ放映された。

 マドゥロ氏は2018年の選挙で再選されたが、米国は不正があったとしている。マドゥロ氏は権力乱用などから独裁者だとされており、西側諸国は制裁を科している。(c)AFP