【5月5日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は4日、欧州スーパーリーグ構想への参加が批判を浴びたことを受け、サポーターの代表者が理事会へ参加することを認めると発表した。

 チェルシーはスーパーリーグに賛同した12クラブの一つだったが、サポーターが4月20日のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)戦前に抗議活動を行うなど、サッカー界全体からの猛反発を受けて48時間で撤退した。

 そこでクラブは批判の嵐への対応として、サポーターから選挙を通じて3人のアドバイザーを選ぶことに同意した。アドバイザーは年に4回ほど理事会に出席し、サポーターの総意が考慮されるようにする。

 チェルシーは「7月1日からサポーターが理事会に同席することを発表する」と発表。「選ばれた候補者は、クラブ理事の守秘義務と同じ範囲の秘密保持契約を結ぶ必要がある」とした上で、「これにより、クラブは幅広い話題について議論し、助言を求めることができるようになる」と説明した。

 アドバイザーは投票権は持たず、選手やスタッフ、アカデミーに関する会合には出席できない。(c)AFP