【5月5日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2021)は4日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は6-1、6-3でマルコス・ギロン(Marcos Giron、米国)を下し、3月以来となる試合を快勝で飾った。

 世界ランキング4位のティエムは、同91位のギロンのサービスゲームを4度破った一方、自身は一度もブレークポイントを与えず、ストレート勝ちを収めた。

 ロイド・ハリス(Lloyd Harris、南アフリカ)に金星を献上したドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2021)以来の大会出場となるティエムは、「すべての面で100パーセントの状態でいる必要がある」と話し、「ドーハ(カタール・エクソンモービル・オープン<Qatar ExxonMobil Open 2021>)やドバイとか、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)の終盤にかけては、それがコート上でできていなかった。だから休んだほうが得策だった」と続けた。

 初戦を突破したティエムは次戦、アレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)と対戦する。デミノーは6-2、3-0とリードしていたところで対戦相手のハリスが負傷棄権し、3回戦へ駒を進めた。

 第6シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)はトミー・ポール(Tommy Paul、米国)に苦しみながらも6-7(5-7)、6-3、6-4でフルセット勝ちし、2時間以上を要した末に3回戦に進出。第8シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)も同胞のファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini)を6-3、6-4で退け、初戦を突破した。

 一方、第11シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)は4-6、7-5、4-6でアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik、カザフスタン)に敗れ、大会から姿を消した。(c)AFP