【5月5日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2021)は4日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は第13シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)に6-4、5-7、5-7で敗れた。

 2016年と2017年にマドリード・オープンを制しているハレプは、今季いまだ決勝に進出できておらず、同大会では1回戦で姿を消した2015年の後では最も早い敗退となった。

 今大会は2回戦までストレート勝ちを収めていたが、両者合わせて計15回ものブレークがあったこの日の一戦ではメルテンスに引けを取った。

 ハレプを下したメルテンスは準々決勝で、自身のダブルスのパートナーであるアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)と激突する。第5シードのサバレンカはジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)を6-1、6-2で下した。

 ベスト8の他の試合では、第1シードの世界女王アシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)が第9シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)と、第8シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)が世界ランキング62位のパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)と対戦する。

 準々決勝の最後の1試合は、アナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)とカロリーナ・ムチョバ(Karolina Muchova、チェコ)の顔合わせとなった。

 パフリュチェンコワは今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)準優勝者で第11シードのジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)を7-5、6-7(8-10)、6-3で、ムチョバは第16シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)を6-0、6-7(9-11)、7-5で破って勝ち上がった。(c)AFP