【5月5日 AFP】英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)の妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が、初の絵本「The Bench(ベンチ)」を6月8日に出版する。夫妻の財団が4日発表した。ヘンリー王子と長男アーチー(Archie)ちゃんとの関係に着想を得て執筆したという。

 メーガン妃は発表文で「アーチーが生まれた翌月の父の日に、夫のために書いた詩が始まり。それがこの物語になった」と説明。「あらゆる立場にいる父と子の関係が持つ温かさ、喜び、そして安らぎ」を表現することを目指したとしている。絵は米国人イラストレーターのクリスチャン・ロビンソン(Christian Robinson)さんが担当した。

 メーガン妃は現在、第2子を妊娠中。アーチーちゃんは今月6日、2歳の誕生日を迎える。

 王子夫妻は今年3月、米トーク番組司会者オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)さんとのインタビューで、アーチーちゃんを妊娠中、ある王室メンバーが、生まれてくる赤ちゃんの肌の色がどれほど濃くなるかを尋ねたと主張。英王室を揺るがす論争を巻き起こした。メーガン妃は白人の父親と黒人の母親を持つ。

 ヘンリー王子は先月、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の夫で祖父のフィリップ殿下(Prince Philip)の葬儀のため、居住地の米国から英国に一時帰国していた。(c)AFP