【5月6日 Xinhua News】中国工業・情報化部はこのほど、第5世代移動通信システム(5G)の個人ユーザー普及率に関する目標などを盛り込んだ「5G応用『出帆』行動計画(2021~23年)」の意見募集稿を公布した。

 計画では、23年までの全体目標として「5G応用の発展水準を大幅に引き上げ、総合的な実力を増強する」ことを掲げたほか、自動運転やオンライン医療など重点分野での応用範囲を拡大し、5Gネットワークの利用効率を高めるなどの方針が盛り込まれた。

 具体的な目標としては「5Gの個人ユーザー普及率を40%超に引き上げ、ユーザー数を5億6千万人以上に増やす」ほか、モノのインターネット(IoT)のエンドユーザー数の年平均成長率を「200%超」にすることなどを挙げた。個人消費の分野では、5Gを活用した「新型消費」のための新事業、新モデル、新業態を育成することで、ユーザーの満足感を大幅に高めるとした。

 このほか、5Gネットワークのカバー範囲拡大にも力を入れ、23年までに1万人当たりの基地局数を18局以上に増やし、5Gを活用した企業向けの仮想プライベートネットワーク(VPN)を3千余り構築する計画も示している。(c)Xinhua News/AFPBB News