【5月4日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2021)は3日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は第14シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)との全仏オープン(French Open)優勝者同士の一戦を7-5、6-4で制し、8強入りした。

 世界ランキング1位のバーティは2019年のローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で優勝を飾り、一方のシフィオンテクは昨年の全仏オープンで自身初の四大大会(グランドスラム)優勝を果たすサプライズを起こした。

 両者とも今年の全仏オープンでは優勝候補となるが、この日はバーティに軍配が上がり、その評価をさらに高めている。

 バーティは試合後、「イガのテニスは並外れていて、本当に素晴らしい。きょうは自分の力を試しつつ、パズルを解きながら、彼女からの挑戦を楽しむことができた」と語った。

 準々決勝では、マドリード・オープンで3度の優勝を誇る第9シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)と対戦することが決まった。クビトバは同日、ベロニカ・クデルメトワ(Veronika Kudermetova、ロシア)を6-3、4-6、6-4で退けた。

 第8シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)も7-6(7-2)、4-3とリードしていた場面で対戦相手のオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)が太ももの負傷で棄権したため、ベスト8入りを決めている。

 一方、男子シングルス1回戦では、第13シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)が3-6、6-3、6-7(5-7)で初出場のロイド・ハリス(Lloyd Harris、南アフリカ)に敗れた。

 3月のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2021)では、ドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)やデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)を破るなどして決勝まで勝ち上がったハリスは、2回戦でアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)と対戦する。

 第11シードのシャポバロフは6-1、6-3でドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)を下し、初戦突破を果たしている。(c)AFP