【5月4日 AFP】インディカーシリーズのインディアナポリス500(Indianapolis 500)で3度の優勝を果たすなど、米モータースポーツの伝説的ドライバーとして知られるボビー・アンサー(Bobby Unser)氏が、87歳で死去した。

 インディ500が行われるインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(Indianapolis Motor Speedway)によれば、アンサー氏は2日にニューメキシコ州の自宅で息を引き取った。

 同サーキットのJ・ダグラス・ボールズ(J. Douglas Boles)会長は、「レース界の、特にインディアナポリス・モーター・スピードウェイのアイコン的存在について語るなら、ボビー・アンサーはレジェンドだ」と述べて追悼した。

 カリスマ的なレースドライバーだったアンサー氏は1968年、1975年、1981年にインディ500で優勝。三つの年代で同レースを制覇したのは、これまで同氏を含めて2人しかいない。

 レースの名門一族として知られているアンサー家はインディ500とゆかりが深く、同氏の弟であるアル・アンサー(Al Unser)氏は1970年、1971年、1978年、1987年の4回にわたって優勝しており、他にも4人の家族が出場を果たしている。(c)AFP