【5月6日 Xinhua News】中国非鉄金属工業協会の賈明星(Jia Mingxing)副会長兼事務局長は先月29日、国内外市場の持続的な回復、非鉄金属価格の高いレベルでの推移、比較対象となる2020年同期データの低さなどが重なった結果、中国非鉄金属工業は第1四半期(1~3月)に好調な滑り出しを見せたことを明らかにした。非鉄金属の生産量は引き続き増加し、一定規模(年商2千万元、1元=約17円)以上非鉄金属企業の収入は急速に伸び、利益はここ10年の第1四半期で最高となったという。

 賈氏によると、第1四半期に中国の非鉄金属生産は比較的高い伸びを維持し、常用非鉄金属10種類(銅、アルミ、鉛、亜鉛など)の生産量は前年同期比11・7%増の1604万7千トンだった。一定規模以上非鉄金属企業の総利益は前年同期の4・4倍となる651億8千万元で、第1四半期としてここ10年の最高を更新した。

 国内外市場の非鉄金属価格は第1四半期に高値圏でのもみ合いを続け、現物市場での第1四半期の銅平均価格は前年同期比38・1%上昇の1トン当たり6万2600元と、2000年以降で最高だった11年の1トン当たり6万6333元に迫った。アルミの平均価格は20・6%上昇の1トン当たり1万6201元だった。(c)Xinhua News/AFPBB News