【5月3日 AFP】米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は2日放送のインタビューで、強大化する中国はルールに基づく国際秩序に異を唱え、国内で抑圧を、国外で攻撃的な行動を強めていると指摘した。

 ブリンケン氏は米CBSの報道番組「60ミニッツ(60 Minutes)」のインタビューで、「近年、中国が国内で抑圧を、国外で攻撃的な行動を強めるのを目の当たりにしてきた。これが事実だ」と語った。

 ブリンケン氏は中国について、「われわれが重視し、守ろうと決めているルールに基づく国際秩序を危うくしたり、異を唱えたりする軍事力、経済力、外交力を有する世界で唯一の国だ」と述べた。「しかし、明確にしておきたいのは(中略)われわれの目的が、中国を封じ込めたり、抑え込んだり、押さえ付けたりすることではなく、中国が異を唱えているルールに基づく秩序を守ることだということだ」 (c)AFP