【5月3日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは2日、第34節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はギャレス・ベイル(Gareth Bale)のハットトリックなどでシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)に4-0で大勝した。

 ベイルは36分、ゴール前で味方のパスを押し込み、均衡を破る先制点を挙げると、後半には相手のCK後の鋭いカウンターから孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)のパスに抜けだし、豪快なシュートをゴール右上隅に突き刺した。さらに低い弾道のミドルシュートを決め、プレミア復帰後初のハットトリックを達成。チームも孫が4点目を決めて大勝を収めた。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)から期限付きで加入しているベイルは、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)前監督の下で脇役の存在だったが、ライアン・メイソン(Ryan Mason)暫定監督に代わってからは3試合に出場して4ゴールを挙げている。

 トッテナムは、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦がファンの抗議により中止になったリバプール(Liverpool FC)を抜いて5位に浮上した。4位チェルシー(Chelsea)との勝ち点差は残り4試合で5ポイントとなっている。

 ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)と対戦したアーセナル(Arsenal)は、モハメド・エルネニー(Mohamed Elneny)のプレミア初得点とピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)のファインゴールで2-0の勝利を収めた。

 これで9位に浮上したアーセナルだが、今季の行方は6日に予定されているヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)準決勝第2戦のビジャレアル(Villarreal CF)戦に懸かっている。アーセナルは第1戦を1-2で落としており、逆転を目指す。(c)AFP