【5月3日 AFP】20-21イタリア・セリエAは2日、第34節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)に王座を譲ったユベントス(Juventus)は、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の終盤の2得点でウディネーゼ(Udinese)に2-1で逆転勝利を収めた。

 この日アタランタ(Atalanta)がサッスオーロ(US Sassuolo)と1-1で引き分けたため、インテルは後続とのポイント差が残り4試合で13となり、19度目のスクデット(リーグ制覇)が確定。9連覇中だったユベントスの一強には終止符が打たれた。

 来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権獲得が目標となったユベントスは3位に浮上したが、2位アタランタと4位ACミラン(AC Milan)とは勝ち点69で並んでいる。

 カリアリ(Cagliari Calcio)と1-1で引き分けたナポリ(SSC Napoli)は勝ち点67で5位につけており、6位ラツィオ(SS Lazio)はジェノア(Genoa CFC)に4-3で競り勝って4位と5ポイント差に踏みとどまった。

 ユベントスを率いるアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督は、「連覇が9年で途切れ、もうユニホームの胸にスクデットをつけることはできないが、われわれは前と同じ情熱を持って再びスタートを切る」と前を向いた。

「努力とプライドでこの勝利を手にした。この日の他会場の結果を考えれば非常に大きな白星だ」

「勝たなければならない相手から簡単に勝ち点を取りこぼすこともあり、インテルを独走させてしまった。今はチャンピオンズリーグ出場に集中している」

 2得点を記録して今季リーグ戦での得点数を27に伸ばしたロナウドは、得点ランク2位のインテルのロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)に6点差をつけている。

 サンプドリア(Sampdoria)に0-2で敗れ、リーグ戦4試合未勝利となったASローマ(AS Roma)は、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)に出場する6位との差が9に開いた。

 パウロ・フォンセカ(Paulo Fonseca)監督が率いるローマは、6日にマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とのヨーロッパリーグ準決勝第2戦を控える。ローマは敵地オールド・トラフォード(Old Trafford)での第1戦を2-6で落としている。(c)AFP/Emmeline MOORE