【5月2日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis)は1日、バチカンのサンピエトロ大聖堂(St Peter's Basilica)で、信徒約150人を前に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)の早期終息を祈り、祈りの月間の開始を告げた。

 今月は毎日グリニッジ標準時午後4時(日本時間翌日午前1時)に世界各地のカトリック聖堂などからロザリオの祈りがライブ配信される。

 祈りが行われる場所は、ポルトガルのファティマ(Fatima)やフランスのルルド(Lourdes)といったカトリックの聖地をはじめ、ポーランド、ナイジェリア、キューバ、韓国などの聖母聖堂やワシントンの「無原罪の御宿りの聖母教会(Basilica of the National Shrine of Immaculate Conception)」などが予定されている。

「傷ついた人類」のために祈っていると述べたフランシスコ教皇は、今月31日にバチカン庭園(Vatican Gardens)内の礼拝堂で、祈りの月間の終了を宣言する。

 参列者は、パンデミックの終息と社会が通常の状態に戻ることを祈るよう促されている。(c)AFP