【5月2日 AFP】20-21スペイン1部リーグは1日、第34節の試合が行われ、エデン・アザール(Eden Hazard)が3か月ぶりの先発出場を果たしたレアル・マドリード(Real Madrid)は、2-0でオサスナ(CA Osasuna)を下し、首位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を追走した。

 これで、レアルを率いるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督が、チェルシー(Chelsea)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)準決勝第2戦でアザールを先発起用する可能性が高まった。

 古巣チェルシーとの第1戦に途中出場し、この日は72分間プレーしたアザールは、かつてプレーしたスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)での第2戦を5日に控える。

 アザールについてジダン監督は、「とても良かった。カリム(・ベンゼマ<Karim Benzema>)の近くでプレーしていた。彼らはいろんなことにトライしていた。とても満足している」と及第点を与えた。

 ホームでの第1戦を1-1で引き分けて厳しい立場のレアルは、リーグ戦でも同じ状況で、早い時間にアトレティコがエルチェ(Elche CF)を1-0で退けたため勝利が求められていた。

 後半アディショナルタイム1分にエルチェのフィデル・チャベス(Fidel Chaves)がPKを外して命拾いしたアトレティコは、レアルとのポイント差2を維持し、3位FCバルセロナ(FC Barcelona)との差を5とした。

 アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、「リーグ戦は佳境に入った。すべての勝利が非常に重要なステップになる」とコメントしている。  

 76分にエデル・ミリトン(Eder Militao)のゴールで先制したレアルは、その4分後にカゼミーロ(Casemiro)が加点した。

 離脱者が続出しているレアルは、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)とトニ・クロース(Toni Kroos)をベンチに温存し、アザールを1月30日以来の先発に起用したが、この日はDFラファエル・バラン(Raphael Varane)が前半限りで退き、新たな不安材料が生まれた。

 バランについてジダン監督は「大したことではないことを願うが、今はなんとも言えない」とコメントしている。(c)AFP/Tom ALLNUTT