【5月2日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは1日、第34節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は2-0でクリスタルパレス(Crystal Palace)を下し、リーグ制覇に王手をかけた。

 敵地シェルハースト・パーク(Selhurst Park)でシティは、後半にセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)とフェラン・トーレス(Ferran Torres)が得点を記録し、2位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との勝ち点差を13に広げた。

 2日にユナイテッドがリバプール(Liverpool FC)に敗れればここ4シーズンで3度目の優勝が決まり、次節ホームのエティハド・スタジアム(Etihad Stadium)でチェルシー(Chelsea)を破った場合は自力優勝となる。

 相次ぐけがに悩まされ、これが今季わずか6度目の先発出場となったアグエロは、57分にベンジャミン・メンディ(Benjamin Mendy)のパスから公式戦4点目をマーク。クラブの歴代最多得点記録を持つアグエロは、今季限りでのシティ退団を表明している。

 シーズン前半は低迷していたシティだが、これでアウェーでの連勝をリーグ記録に並ぶ11に伸ばした。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)準決勝第1戦でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)にアウェーで2-1で勝利しているシティは、4日の第2戦でクラブ史上初の決勝進出を目指す。

 シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「プレミアリーグのタイトルはすでにそこにある。あと1勝だ」とコメントした。「リバプールの試合をチェックする。優勝はわれわれの手の中にある。今はPSG撃破に全力を尽くす」

 4位チェルシーはカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)の2得点で降格圏内のフラム(Fulham)を2-0で退け、5日に行われるレアル・マドリード(Real Madrid)とのチャンピオンズリーグ準決勝第2戦に弾みをつけた。

 この結果、チェルシーは来季のチャンピオンズリーグの最後の椅子を争う5位ウェストハム(West Ham)に6ポイント差をつけた。ウェストハムは3日にバーンリーFC(Burnley FC)と対戦する。(c)AFP/Julian Guyer