【5月2日 AFP】インドの首都ニューデリーは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者急増を受け、今月3日までの予定だったロックダウン(都市封鎖)を1週間延長する。デリー首都圏のアルビンド・ケジリワル(Arvind Kejriwal)首相が1日、ツイッター(Twitter)で明らかにした。

 人口2000万人のニューデリーでは新規感染者の急増が続いている。保健・家族福祉省が1日に発表した統計によると、ニューデリーの1日の新規感染者数は2万7000人、死者は375人だった。しかしウイルス検査の陽性率が約33%であることから、専門家らは、実際の感染者や死者は公式統計よりはるかに多いとみている。

 市内の医療は逼迫(ひっぱく)し、ベッドや医薬品、酸素が不足しており、多くの患者が治療を受けられないまま病院外で死亡している。(c)AFP