【5月3日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)の成都杜甫草堂博物館で4月27~30日、「草堂書院」除幕式ならびに四川省杜甫学会の第21回と中国杜甫研究会の第10回の学術年次総会が開催され、国内の大学や研究機関、多くの書院(伝統的な教育機関)の専門家ら約200人が一堂に会した。

 草堂書院の歴史は元代までさかのぼり、杜甫を崇敬する当時の地方役人が私財を投じて開設したことに始まる。清代には少陵書院と改名したが、清末から中華民国期に一度廃れてしまった。

 2017年、成都杜甫草堂博物館が草堂書院の再建プロジェクトに着手。4年の時を経て、同書院は改めて「回帰」した。再建された書院は、同博物館の大雅堂の東側に位置し、学術研究と社会教育の機能を兼ね備えている。

 今後、文化界の名士と学者60人が書院の専門家として、学術活動や教育プログラムの指導、助言を行うほか、文化フォーラムや学術講座なども開催する。(c)Xinhua News/AFPBB News