【5月1日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)は4月30日、クーデター後のミャンマー情勢について非公開の会合を開き、暴力の即時停止を呼び掛ける談話を発表した。中国とロシアも賛成できるよう、談話の表現は弱められた。

 ミャンマーで今年2月1日に起きたクーデター後の危機的な情勢を受け、東南アジア諸国連合(ASEAN)は先週首脳会議を開き、暴力の即時停止やミャンマーへの特使派遣などで合意。安保理は、ASEAN首脳会議の合意事項を速やかに実施すべきだと表明した。

 今回の安保理会合で欧米諸国は、ミャンマーの主要支援国である中国や、ロシアへの譲歩を余儀なくされた。両国からの要望により、談話からは「平和的なデモ参加者に対する暴力を改めて強く非難する」、「軍部には、最大限の自制を繰り返し呼び掛ける」という部分が削除された。

 安保理はミャンマーのクーデターをめぐり今回を含めて四つの声明や談話を出しているが、中国の圧力により、いずれも抑制的な表現になっている。 (c)AFP