【4月30日 AFP】(更新)英国のウィリアム王子(Prince William)は30日、サッカー選手に対する人種差別に抗議するため、同国の各クラブとイングランドサッカー協会(FA)が発表していた今週末の交流サイト(SNS)ボイコット運動に参加すると表明した。

 ウィリアム王子はツイッター(Twitter)に、「FAの会長として、私はサッカー界全体と共に今週末のソーシャルメディアボイコットに参加する」と投稿した。

 各クラブやFA、プレミアリーグは、SNSボイコット運動として、今週末に公式アカウントへの投稿を一切行わないと表明。ボイコット運動はサッカー界を超えて広まっており、他競技の団体やスポンサー企業、各放送局も参加を表明している。

 人種差別問題は英王室にも浮上している。ウィリアム王子の弟ヘンリー王子(Prince Harry)は妻のメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)と共に、王室メンバーが人種差別的発言をしたと主張。発言の主は明かさなかった。この告発に対し、ウィリアム王子は「私たちは人種差別一家では決してない」と反論していた。(c)AFP