インドネシア、沈没の潜水艦引き揚げへ 時期は不透明
このニュースをシェア
【5月1日 AFP】インドネシアは4月30日、バリ(Bali)島沖で沈没した海軍の潜水艦「ナンガラ402(KRI Nanggala 402)」を引き揚げると発表した。
同艦は海底で三つに分裂した状態で発見されたが、当局はこれまで、引き揚げを目指すかどうかを明言していなかった。
海軍は30日、深海に沈んだ船の引き揚げ作業ができる機材を備えた船2隻の到着を待っていると明かした。うち1隻は中国から派遣されるとしている。
海軍トップは、強力な磁石やバルーンを使った引き揚げが考えられるが、実際の作業工程や時期は不透明だと述べている。乗組員53人の遺体は、今も艦内にあると考えられているという。
同艦が沈没した原因について、軍はまだ正式説明を行っていない。海軍は、停電の発生により、乗組員らが非常時の措置を取れなかった可能性を指摘している。(c)AFP