【4月30日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2021)は29日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は6-2、6-1でシェルビー・ロジャース(Shelby Rogers、米国)に快勝し、タイトル奪還を目指す全仏オープン(French Open 2021)に備える中で、順当に2回戦に駒を進めた。

 世界ランキング1位のバーティは、前週行われたポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2021)で今季ツアー3勝目を記録し、欧州のクレーコート大会における連勝記録を11に伸ばすなど絶好調を維持してスペイン・マドリードに乗り込んできた。

 2019年にタイトルを獲得しているローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)では優勝候補の一人として臨むことになるバーティは次戦、台湾の謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ)との1回戦を突破したスロベニアのタマラ・ジダンセク(Tamara Zidansek)と顔を合わせる。

 一方、第4シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は、世界40位のジル・タイシュマン(Jil Teichmann、スイス)に6-2、4-6、6-7(5-7)でまさかの逆転負けを喫した。

  第1セットを先取されたタイシュマンは、第2セットを1ブレークダウンからものにすると、最終セットもゲームカウント1-5の劣勢を強いられながら相手のマッチポイントを6回しのぐ見事な挽回をみせて勝利を収めた。

 その他、これまでマドリード大会を3度制しているペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)をはじめ、アンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)、キキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)、そしてジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)ら強豪選手は順当に勝ち上がった。(c)AFP