【4月29日 時事通信社】中国外務省の汪文斌副報道局長は29日の記者会見で、日本政府が「従軍慰安婦」という用語は不適切との認識を示したことについて「侵略の歴史を否認・歪曲(わいきょく)する否定的な動きだ」と非難した。「国際社会は(日本を)正していく必要がある」とも述べた。

 日本政府は27日に慰安婦問題に関する答弁書を決定した。この中で、過去の調査で「『従軍慰安婦』という用語は用いられていないことが確認されている」と指摘。「従軍慰安婦」という表現は誤解を招く恐れがあるため「単に『慰安婦』という用語を用いることが適切だ」とした。

 これに対し、汪氏は「日本政府は言葉遊びをして歴史の責任から逃げようとしている」と主張。さらに「日本が侵略の歴史を誠実に直視し反省するよう促す」と強調した。(c)時事通信社