【4月29日 AFP】6月にモントリオールで予定されていたフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の今季第7戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2021)が、新型コロナウイルスの感染拡大のため中止となり、代わりにトルコでレースが行われることが発表された。

【図解】F1 2021年日程とサーキット

 カナダの当局が28日、「現在実施されている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の影響で、カナダGPは2年連続で中止になった」と明かした。その一方で来年は開催されると述べ、主催者とカナダ、ケベック(Quebec)州両政府との間で、契約を2023年まで2年間延長することで合意に達したとも付け加えた。

 F1側も短いコメントを出し、カナダで実施中の規制により、レース関係者は14日間の隔離義務を消化しなければ入国できない状態にあると説明。代わりに6月11日から13日の日程でトルコGP(Turkish Grand Prix 2021)を追加したと発表した。

 イスタンブール・パーク(Istanbul Park)が会場となるトルコGPは、2005年から2011年まで毎年開催された後、昨年F1のカレンダーに復活し、優勝したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が歴代最多タイとなる7度目の総合優勝を決めた。(c)AFP