【4月29日 CGTN Japanese】中国国家航天局と中国航天基金会の共催による第1回「宇宙探査と芸術創想コンテスト」がこのほど、中国東部の都市である江蘇省(Jiangsu)南京市(Nanjing)で行われました。中国の無形文化財である「蘇繡」(蘇州地区の刺しゅう)の後継者である陳英華(Chen Yinghua)さんの刺しゅう作品である「宇宙星空シリーズ」は、特別賞を受賞しました。

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 陳さんは、14歳から刺しゅうをはじめ、30年以上も腕を磨いてきました。2003年からは、北京故宮博物院や頤和園などが所蔵する刺しゅうを複製する活動に取り組んでいます。陳さんは2006年に、天体望遠鏡が記録した星空の写真を初めて見て、その神秘的な美しさに心を打たれ、刺しゅう作品による再現を模索してきたとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News