【4月28日 AFP】アフリカ西部ブルキナファソで、密猟防止の警備に当たっていた一行が「テロリスト」集団の襲撃を受け、スペイン人ジャーナリスト2人を含む欧州人3人が死亡した。治安当局幹部とスペインのペドロ・サンチェス(Pedro Sanchez)首相が27日、明らかにした。

 事件は東部ファダヌグルマパマ(Fada N'Gourma-Pama)で26日に発生。兵士、森林警備隊員、外国人記者らを含む一行が襲われた。ブルキナファソの治安筋は、3人目の犠牲者はアイルランド人だと説明。さらにブルキナファソ人1人が行方不明となっているとみられている。

 ブルキナファソの治安当局幹部は「非常に遺憾だが、この欧州人3人はテロリストによって処刑された」と説明。襲撃の主体については明らかにしなかった。サンチェス首相はツイッター(Twitter)への投稿で、死亡したスペイン人ジャーナリスト2人の氏名を公表した。

 世界最貧国の一つであるブルキナファソでは、2015年に隣国マリから流入したイスラム武装勢力による襲撃事件が相次いでいる。(c)AFP