【4月28日 Xinhua News】中国黒竜江省(Heilongjiang)東寧市(Dongning)はこのほど、サケの人工増殖放流活動を実施し、綏芬河(すいふんが)に稚魚約60万匹を放流した。

 放流されたのは約半年間かけて養殖された稚魚で、体長は約6センチ。綏芬河は毎年4月下旬に放流に適した水温となるため、この時期に実施することで生存率を効果的に高めることができる。

 人工放流は一種のバイオテクノロジーであり、生物種の持続的発展の維持と綏芬河水系の魚類の生態バランスを守る上で重要な意義を持つという。

 同市は1988年から増殖放流活動に取り組み、人工ふ化したサケの稚魚の放流を30年以上続けてきた。これまでに放流した稚魚は累計約1400万匹に上る。(c)Xinhua News/AFPBB News