【4月27日 AFP】イタリアサッカー連盟(FIGC)は26日、欧州スーパーリーグに参戦するクラブはセリエAを含む全ての国内大会への出場が禁止になると明かした。

 セリエAのユベントス(Juventus)、インテル(Inter Milan)、ACミラン(AC Milan)を含む欧州12のビッグクラブは前週、欧州スーパーリーグ構想を発表した。

 FIGCのガブリエレ・グラビーナ(Gabriele Gravina)会長は同日の会合後に「国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)が管轄しない大会に出場しようとすれば、われわれの選手権に所属できなくなる」とコメントした。

 イングランド・プレミアリーグの6クラブが全て撤退したことを受け、セリエAでは21日にインテルが不参加を表明した。

 しかしユベントスとミランについてははっきりしておらず、計画の失敗は認めたものの、プロジェクトから撤退するかどうかについては明示していない。

 グラビーナ会長は発表文の中で「登録申請の期日である6月21日に私設大会への参加を望むクラブがあれば、それらのチームはわれわれの選手権に出場できないのは明らか」と記した。

「スーパーリーグにどのチームがとどまり、どのチームが撤退するのか、現時点では情報がない」

 この新たなルールは、クラブライセンス制度やFIGCの規約にも加えられる。

 伊スポーツ紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)によれば、この新規則はインテルの最高経営責任者(CEO)で、リーグの代表者としてFIGC連邦評議会に出席しているジュゼッペ・マロッタ(Giuseppe Marotta)氏を含め、全会一致で採択されたという。(c)AFP