【4月26日 People’s Daily】3月下旬、中国四川省(Sichuan)眉山市(Meishan)彭山区は晴天に恵まれ、春を感じさせる気候となった。村の穀物農である王程淋(Wang Chenglin)さんは一刻も無駄にせず、作業員たちと忙しく苗を育てていた。

 育成棚では、育苗機械がゴウゴウと音を立てて動いている。キャタピラに載った育苗トレイに培養土が入れられ、水がまかれ、種がまかれ、土をかぶせられる。その後にフォークリフトに載せられた育苗トレイには、不透明なビニールがかぶせられる。1週間ほど暗室状態で発芽を促し、その後に田畑へ運んで植えるのだ。一連の過程は手早く効率的である。

「育苗の工場化技術を採用したところ、毎日約400本の苗を育てることができ、効率が良く、かつ土入れや水やり、種まきが均一になり、そろった元気な芽が出るようになりました。その後の苗付けも機械化しています」と、王さんは語る。現在、彼が率いる彭山区成林農業機械専業合作社は機械化を推し進めており、1万ムー(約6.6平方キロメートル)以上の田に植える苗を育てるのに、10人あまりで仕事をして1か月もかからないという。

 合作社の中では、至る所で稲刈り機・トラクター・育苗機・田植え機などの機械設備が見られる。「全部で60台弱あります。コメの育苗・田植え・施肥・刈り入れ・乾燥の全過程をカバーできます」と王さんは言う。ここ数年、合作社の業務は地域をまたいだ機械化作業から次第にコメ生産における全過程の委託管理へと転換してきた。コメ農家は自分の家が持つ水田を合作社の委任管理扱いにし、収穫後に分配を受け取る形になった。

 目下、成林農業機械専業合作社が1年に栽培するコメは1万ムーを超え、1ムー(約670平方メートル)あたりの生産量は650キロに達した。

 彭山区は国家指定の新型職業農民特別プロジェクト奨励計画および四川省専門職業農民制度パイロット地域である。近年、同区では職業農民育成システムの構築に力を入れており、農家が農業で食べていけるようになることを奨励している。農業を愛し、技術を持ち、経営手腕のある新型職業農民の育成に力を入れており、累計1000人あまりが職業訓練を受けた。

 王さんは彭山区の新型職業農民の1期生である。王さんが言うには、職業訓練を受けた後も毎年地区内では各種講習を組織し、政策・技術・産業などについて網羅し、新型職業農民としての技能を向上させ続けることができる。王さんは2011年に合作社を立ち上げて以来、各クラス各部門の訓練と指導のもと、コメ作りの全過程を機械化することを方針にしてきた。「これからは、さらに経営についての知識を多くつけ、産業のチェーンを伸ばし、同時に機械化の水準を向上させ続け、さらに質の高いコメを作りたいです」と、王さんは語る。(c)People’s Daily/AFPBB News