【4月26日 AFP】女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2021)は25日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は3-6、6-0、6-3の逆転で第5シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)に勝利し、シーズン3勝目を挙げた。

 今季ヤラバレー・クラシック(Yarra Valley Classic 2021)とマイアミ・オープン(Miami Open 2021)で優勝しているバーティは、欧州でのクレーコートシーズン初戦を制し、2年ぶりの優勝を狙う5月の全仏オープン(French Open 2021)に向けて調子を上げている。

 試合後には、内転筋を痛めてメディカルタイムアウトを要したサバレンカを気遣い、「また元気になって。きっとすぐに戻って来られる」と語りかけた。

 前日に25歳の誕生日を迎えたバーティは、ジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)と組んだダブルスでも優勝しており、最高の一週間を送った。シングルスとの2冠は、2001年のリンゼイ・ダベンポート(Lindsay Davenport)以来20年ぶりとなった。

 バーティは「今週は自分のテニスを新しいレベルに引き上げることができた」と手応えを口にし、「最初のセットもまったくダメだったわけではなかったけど、第2セットは作戦を変えて臨んだ」と明かした。

「難しい場所へボールを打ち込めたし、それで相手はリスクを冒さなくてはならなくなったと思う」 (c)AFP