【4月25日 Xinhua News】中国山西省(Shanxi)太原市(Taiyuan)の文廟(孔子廟)で展示されている約2700年前の小さな足形の金製装飾品が、猫の足のように愛らしいとしてネット上で話題になっている。

 同省運城市(Yuncheng)垣曲県(Yuanqu)にある北白鵝(ほくはくが)墓地(周代の高級貴族の墓群)の発掘プロジェクトで責任者を務める山西省考古研究院の楊及耘(Yang Jiyun)副研究員によると、足形の金製装飾品は5点あり、今回は4点を展示している。正面が足の裏の形をしており、背面にひもを掛けるための横棒がある。

 金製装飾品が男性被葬者の墓から出土し、被葬者の腰や腹の部分に位置していたことから、専門家はひもでつないで使う装身具か帯飾りと推測している。

 同研究院は昨年4月から12月まで、運城市と垣曲県の文化財部門と共に北白鵝墓地の共同調査を実施し、墓9基と各種遺物500点(組)余りを発掘した。(c)Xinhua News/AFPBB News