【4月24日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)は23日、パワーユニット(PU)の供給元であるホンダ(Honda)が今季限りで撤退することを受けた長期的戦略として、2025年から独自にエンジン開発を行っていく方針を明らかにした。

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 マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)とセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)の両ドライバーを擁するレッドブルは、移行を統括するテクニカル・ディレクターとして、メルセデスAMG(Mercedes AMG)からベン・ホジキンソン(Ben Hodgkinson)氏が加入することも発表した。

 現在ホンダの技術を引き継いでいるレッドブルは、2022年から2024年にかけてPUの自社生産を行った後、2025年の新ルール導入に合わせ、自社のパワートレイン部門で独自体制となる。

 チームは発表文で「パワートレイン部門の設立は、2005年にレッドブル・レーシングが創設されて以降、このチームがF1において一度に投資した中では最大級のものだ」と述べ、「レッドブルと(姉妹チームの)アルファタウリ(AlphaTauri)の双方に競技での独立性をもたらすと同時に、エンジンとシャシーが初めてシームレスな統合を果たすことになる」と強調した。(c)AFP