【4月23日 AFP】(更新)仏パリ郊外の警察署で23日、女性職員(48)がチュニジア人の男に刺され死亡した。警察は男を射殺。フランスの対テロ捜査当局が捜査を開始した。

 匿名の警察筋によると、事件は午後2時20分(日本時間同9時20分)ごろ、パリから南西に60キロ離れた高級ベッドタウン、ランブイエ(Rambouillet)にある警察署で発生。女性職員は喉を2度刺された。

 捜査関係者がAFPに語ったところによると、男は犯行時、「アラーアクバル(アラビア語で神は偉大なりの意)」と叫んでいた。テロ対策を担うフランス内務省の情報機関、国内治安総局(DGSI)が捜査を開始。捜査関係者によれば男は36歳で、過去に治安当局の目に留まったことはなかった。

 フランスでは近年、イスラム過激派の犯行とされる襲撃事件が相次ぎ、数百人が犠牲となっている。(c)AFP