【4月24日 Xinhua News】中国の自動車大手、重慶長安汽車がこのほど発表した2020年12月期決算は、売上高が前年比19・8%増の845億6600万元(1元=約17円)、上場企業株主に帰属する純益が33億2400万元の黒字(前期は26億4700万元の赤字)、1株当たり利益(EPS)が0・68元だった。

 20年の完成車販売台数は14・0%増の200万4千台だった。ハイエンド車種「引力(UNI)」の新モデル「UNI-T」は20年6月の登場以来、1万台以上の月間販売を維持、供給が需要に追いつかない状態にある。スポーツタイプ多目的車(SUV)の「CS75 Plus」の月間販売台数は9カ月連続で1万5千台を超え、CS75シリーズの年間販売台数は26万7千台を突破した。20年3月末に発売された「逸動(Eado)Plus」の販売台数は9カ月連続で1万台を超え、中国ブランドのコンパクトセダンの1位となった。自社開発した「藍鯨(ブルーコア)エンジン」を搭載した「CS55 Plus」も1万台以上の月間販売台数を維持した。CS35シリーズの累計販売台数は100万台に達し、小型SUV市場をリードした。「欧尚X7」は乗用車の主要車種として市場の一角を占めるようになり、年間販売台数が8万台を超えた。

 同社は21年の経営目標として自動車生産・販売台数を215万台超掲げた。同社と支配子会社は投資額が35億6千万元、うち固定資産投資が22億7千万元、株式投資が12億9千万元の予定だ。(c)Xinhua News/AFPBB News