【4月23日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2021)は22日、シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-0、2-6、6-2で錦織圭(Kei Nishikori)を下し、ベスト8入りを決めると同時に通算12回目の大会制覇に向けて歩みを進めた。

 前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2021)でまさかの準々決勝敗退を喫していた世界ランク3位のナダルは、同111位で予選勝者のイリヤ・イヴァシュカ(Ilya Ivashka、ベラルーシ)との今大会初戦と同じく、2014年大会と2015年大会の覇者である錦織をフルセットの末に退けた。

 元世界4位で現在は同39位に後退している錦織は、13回のブレークポイントのうち2回しかものにできず、2016年大会決勝のときと同様にナダルに屈した。

 通算14回目となる錦織との直接対決で12勝目を記録したナダルは、試合後のオンコートインタビューで「きのうよりプレーが向上していたと思う。自分にとっては、そのことがとても重要だ」と振り返ると、「前向きなエネルギーの度合いが高まっていたから、非常に満足している」とコメントした。

 4強入りを懸けた次戦の相手は、同じサウスポーで世界58位のキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)に決定。ノーリーは同日行われた3回戦で、第8シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)が第2セットに右脚を痛めて途中棄権したことにより勝ち上がった。

 ナダルとノーリーが過去に対戦したのは、2月に行われた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)の3回戦だけで、このときはナダルがストレート勝ちを収めている。

 一方、先日のモンテカルロ大会で優勝した第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は、第14シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に7-5、6-3で快勝し、準々決勝に進出した。

 チチパスの次戦の相手となる第10シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)は、デニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)との同胞対決を6-2、6-3で制した。

 モンテカルロ大会で準優勝を果たした第3シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)は、約2時間半の激闘の末にアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas、スペイン)を6-4、6-7(4-7)、6-4で退けた。

 2021年シーズンはツアートップとなる計26試合で勝ち星を挙げているルブレフは、クレーコートを得意としている相手に35本のウイナーをたたき込む強さを発揮。準々決勝では、イタリアのティーンエージャー、ヤニック・シナー(Jannik Sinner)を迎え撃つことになった。

 現在絶好調を維持しているシナーは、3回戦で第5シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)を7-6(11-9)、6-2で撃破した。(c)AFP