【4月23日 AFP】インド洋に浮かぶフランス領レユニオン(Reunion)島で22日、噴火が続くフルネーズ火山(Piton de la Fournaise)を訪れた20代の登山客2人が死亡しているのが見つかった。警察が発表した。

 発表によると、2人は同島南東部にあるフルネーズ火山にハイキングに出掛けた後、同火山最大のカルデラ(火山活動でできたくぼ地)で遺体となり見つかった。死因は不明。

 フルネーズ火山の噴火は今月10日に始まり、新型コロナウイルス対策で規制が設けられているにもかかわらず、多数の見物客を集めていた。

 亡くなった2人は21日、火山近くの駐車場で家族と待ち合わせをしていたが、姿を見せなかったことから、家族が警察に通報していた。

 同火山は過去10年間に約20回噴火。激しい火山活動により溶岩が流れ出す壮観な光景がよくみられる。(c)AFP