【4月24日 CNS】中国・江蘇省(Jiangsu)溧陽市(Liyang)の「2021年溧陽お茶祭り」で10日、オープニングセレモニーとして茶の名人とロボットが茶を入れる勝負が行われた。

 高級茶芸師(茶芸の業務にあたる国家資格の最高クラス)と1級評茶師(茶葉の品質を鑑定する国家資格の最高クラス)の資格を持つ潘月紅(Pan Yuehong)さんとアームロボットが対決。茶つぼや茶杯の準備、茶器の温め、茶葉の投入、お湯をそそぐ、茶杯にお茶を入れるという全工程を行った。

 潘さんが入れた白茶(中国六大茶類の一つ)は栗やミルク、花の香りが広がり、新鮮な味わい。ロボットのお茶は甘くさわやかな味わいがあったが、飲み比べをした来場者からは「ロボットのお茶は少し劣っている」という評価だった。ロボットの動きも丁寧で繊細だったが、達人を超えるにはまだまだ修業が必要なようだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News