【4月22日 AFP】インディカーシリーズ、インディアナポリス500(Indianapolis 500)の主催者は21日、5月30日のレースで、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)以降、米国スポーツ界では最も多い最大13万5000人の観客を動員すると発表した。

 13万5000人という人数は、レースが行われるインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(Indianapolis Motor Speedway)の収容人数の40パーセントで、会場では安全対策が施される。

「われわれにとってはファンがすべて」と語った同スピードウェイのJ・ダグラス・ボールズ(J. Douglas Boles)会長は、毎年レースで流される楽曲「Back Home Again in Indiana」とかけながら、「今年のインディ500で帰ってくる彼らを迎えるのが待ちきれない」と話した。

 105回目を迎える今年の大会では、佐藤琢磨(Takuma Sato)が2年連続3度目の優勝を目指すが、インディアナポリス500で連覇を達成したのは2001年と2002年大会を制したエリオ・カストロネベス(Helio Castroneves)が最後となっている。

 観客はマスクの着用と入場時の検温が義務づけられ、スタンドではソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)が取られる。また、インフィールドの客席は閉鎖され、チケットの一般販売もない。(c)AFP