【4月22日 AFP】カナダ・モントリオールを拠点に活動するエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)」は21日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で1年以上中止していた公演のうち4公演を再開すると発表した。

 シルク・ドゥ・ソレイユは米ラスベガス(Las Vegas)で、「ミステール(Mystere)」を6月に、水をテーマにした「オー(O)」を7月に再開する。

 さらにドミニカ共和国のプンタカナ(Punta Cana)で「クーザ(KOOZA)」を11月に、メキシコの光景と音からインスパイアされた「ルージア(LUZIA)」を英ロンドンで来年1月に再開する。

 シルク・ドゥ・ソレイユのダニエル・ラマール(Daniel Lamarre)最高経営責任者(CEO)は、「われわれが待ち望んでいた瞬間だ」と述べた。「公演中止から約400日が過ぎ、われわれは公演再開をいまかいまかと待っていた」

 新型コロナウイルスのパンデミックにより世界中で公演中止に追い込まれたシルク・ドゥ・ソレイユは、全体の95%に当たる4500人のパフォーマーと技術スタッフを一時解雇して存続を懸けた闘いを続けてきた。

 シルク・ドゥ・ソレイユは、昨年6月に破産手続きを申請した際に大多数の従業員を解雇。その後、カナダのファンド、カタリスト・キャピタル・グループ(Catalyst Capital Group)が経営権を取得していた。(c)AFP