【4月22日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2021)は21日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は予選勝者のイリヤ・イヴァシュカ(Ilya Ivashka、ベラルーシ)を3-6、6-2、6-4の逆転で下し、3回戦で錦織圭(Kei Nishikori)と対戦することが決まった。

 12度目の大会制覇を狙うナダルは、世界ランク111位のイヴァシュカに第1セットを奪われる展開となったが、そこから立て直して序盤の試練を乗り越えた。

 ナダルは、「彼が非常に高いレベルで良いプレーをした。一方で自分は、特に序盤はそれができなかった」と話し、「そこからやり方を少し変えて、後半はより積極的にプレーできたし、試合も大きく変わった」と付け加えた。

 前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2021)では、アンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)の前に準々決勝でまさかの敗退を喫したナダルは、「ハードに戦って3回戦に残ることができ良かった。モンテカルロで負けた後で必要な結果だった」と話した。

 2014年、2015年大会を制している錦織は第13シードのクリスティアン・ガリン(Cristian Garin、チリ)に7-6(7-5)、4-6、6-1で勝利した。

 ナダルとは過去13度対戦して2勝しているが、クレーでは勝利した経験がない。

 その他の試合では、イタリアのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini)が線審に対する暴言で失格となった。世界147位のベルナベ・サパタ・ミラージェス(Bernabe Zapata Miralles、スペイン)と対戦したフォニーニは、0-6、4-4とリードされた場面で線審に衝突し、反スポーツマン的な行為として失格処分を受けた。

 モンテカルロ・マスターズを制した第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)はハウメ・ムナル(Jaume Munar、スペイン)に6-0、6-2で快勝。モンテカルロ・マスターズ準優勝で第3シードのルブレフも6-4、6-3でラッキールーザーのフェデリコ・ガイオ(Federico Gaio、イタリア)を退け、3回戦に駒を進めた。(c)AFP