【4月21日 AFP】米ニューヨークで20日、同州での嗜好(しこう)用マリフアナ(大麻)の合法化を喜ぶ活動家らが新型コロナウイルスワクチンの接種を受けたことがある人にマリフアナたばこを無料配布した。

 ニューヨーク州では先月31日、アンドルー・クオモ(Andrew Cuomo)知事が、21歳以上の成人による嗜好用大麻の購入と個人消費目的の自宅での大麻栽培を認める州法案に署名し、新州法が成立した。

 活動家らはこれを祝い、1回でもワクチン接種を受けたと証明できる人を対象に、マンハッタン(Manhattan)でマリフアナたばこを無料で配った。主催者が4月20日を選んだのは、この日がマリフアナ愛好家らの間でマリフアナを祝う日として知られているためだ。

 ユニオンスクエア(Union Square)で行われた無料配布企画「ジョインツ・フォー・ジャブズ(Joints for Jabs、ワクチン接種でマリフアナたばこを)」の主催者の一人、マイケル・オマーリー(Michael O'Malley)さんはAFPに対し、「私たちはワクチン接種を進める連邦政府の取り組みを支持している。また、連邦規模でマリフアナを合法化するよう求めている」と語った。

 配布は午前11時から午後4時20分までの予定で始まり、リラックスした様子の数十人が整然と並んだ。事前にボランティア数人が巻いた約1500本のマリフアナたばこは、午前11時半には150〜200本がなくなった。

 活動家らは首都ワシントンでもマリフアナを無料で配布した。(c)AFP