【4月21日 AFP】中国政府は21日、米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領が主催して今週オンラインで開かれる気候変動サミットに、習近平(Xi Jinping)国家主席が参加すると発表した。

 バイデン氏の大統領就任以降、両首脳による初の顔合わせとなる。中国外務省は、習主席が会議で「重要なスピーチ」を行うとしている。

 多くの問題で米中の政治的緊張が高まるなか、温室効果ガス排出大国である両国が数少ない一致点を見いだそうとする場になるとみられる。

 バイデン氏は22日の「アース・デー(地球の日、Earth Day)」に始まる会議に、習主席やロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を含む世界の指導者40人を招待。米国が、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前政権下で離れた気候変動との闘いの最前線に復帰したことを示した。

 先週には、バイデン政権の高官として初めてジョン・ケリー(John Kerry)米大統領特使(気候変動問題担当)が中国を訪問。同国の解振華(Xie Zhenhua)気候問題担当特使と、気候危機への対処で「協力を約束した」とする共同声明を発表していた。(c)AFP/Jing Xuan TENG