【4月20日 時事通信社】アフリカ北部チャドのデビ大統領(68)が、同国北部で反政府武装勢力と戦う国軍部隊を視察中に負傷し、死亡した。AFP通信などによると、国軍報道官が20日、国営テレビで声明を読み上げた。1990年から権力を握るデビ氏は、11日行われた大統領選で6選を果たしていた。

 報道官は「大統領は戦場で国を守りながら息を引き取った」と表明。戦闘に巻き込まれて負傷し、首都ヌジャメナに搬送されたが死亡した。息子のマハマト氏が軍事評議会によって暫定後継者に指名された。

 チャドではリビア国境を拠点にする反政府勢力が選挙当日、国境検問所を襲撃して蜂起し、その後ヌジャメナに向けて南進。デビ氏周辺は19日、同氏が前線に向かったと明らかにしていた。(c)時事通信社