【4月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は19日、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督を解任したと発表した。

 トッテナムを17か月しか率いることができなかったモウリーニョ監督は、チームが2008年以来のタイトルを獲得する可能性があるマンチェスター・シティ(Manchester City)とのフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2020-21)決勝を6日後に控える中での解任となった。

 プレミアリーグで4位以内に入り、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権を得ようとしてるトッテナムだが、現在は4位ウェストハム(West Ham)と5ポイント差の7位と苦戦を強いられており、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)でもディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)に敗れ、まさかのベスト16敗退となった。

 トッテナムは発表文の中で「ジョゼ・モウリーニョとコーチングスタッフは任を解かれた」と記した。

 モウリーニョ監督の電撃解任を発表する直前、トッテナムは12クラブの一つとして欧州スーパーリーグを創設する意向であると明かしたばかりだった。

 トッテナムの元選手で、現在はユースチームの監督を務めているライアン・メイソン(Ryan Mason)氏が今週のトップチームの練習を率い、21日に行われるサウサンプトン(Southampton FC)とのリーグ戦、さらに25日のフットボールリーグカップ決勝も指揮するという。

 モウリーニョ監督の後任について、ブックメーカーではドイツ・ブンデスリーガ1部のRBライプツィヒ(RB Leipzig)を率いるユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督が最有力候補となっており、レスター・シティ(Leicester City)のブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督の名前も挙がっている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS