【4月20日 時事通信社】世界保健機関(WHO)は19日、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(18)が、新型コロナウイルスワクチンの公平な分配を支援するため、グレタさんが設立した基金を通じてWHOに10万ユーロ(約1300万円)を寄付すると発表した。

 寄付は、WHOが主導するワクチン共同調達の国際枠組み「COVAX」の支援に使用される。

 グレタさんはWHOの記者会見にオンラインで参加し「高所得国では4人に1人がワクチン接種を受けたが、中・低所得国は500人に1人だ」と指摘。高所得国のワクチン独占は「非倫理的だ」と批判した。

 WHOのテドロス事務局長は、教育の中断などで「世界中で若い世代が新型コロナの影響を受けている」と述べ、グレタさんらの世代のパンデミック(世界的大流行)克服への貢献を歓迎した。「今後数カ月でパンデミックを抑え込める手段を世界は手にしている。これを着実に公平に使えればの話だが」と語った。(c)時事通信社