【4月19日 時事通信社】欧州連合(EU)加盟国は19日、EU初の包括的なインド太平洋戦略をまとめた。中国への懸念を念頭に地域の安全保障や経済への関与を強化。「同じ考えを持った国々」と協力し、人権保護やルールに基づく国際秩序の維持を推進する。加盟国によるインド太平洋海域への海軍派遣の重要性もうたった。

 9月までに詳細を取りまとめる。対中強硬姿勢を示しインド太平洋地域を重視するバイデン米政権や、EUが「同じ考え方を持った国」と見なす日本のインド太平洋構想とも重なる動きだ。

 ただ、戦略では中国の名指しは回避。EU加盟国間には対中政策に温度差もあり、足並みをそろえて戦略を実行できるかは不透明だ。(c)時事通信社