【4月21日 Xinhua News】中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)消費者権益保護局はこのほど、2021年第7号通達「20年第4四半期(10~12月)銀行業消費苦情状況に関する通報」を発表、銀保監会および出先機関が受け付けた銀行に関する苦情の状況を明らかにした。

 通報によると、20年第4四半期に銀保監会および出先機関が受け付けた銀行に関する苦情件数は前四半期比10・4%減の7万6224件だった。そのうち国有大型商業銀行関連は5・2%減の2万5873件で、全体の33・9%を占めた。株式制商業銀行関連は15・0%減の3万1849件で全体の41・8%。外資法人銀行関連は16・3%減の374件で全体の0・5%。都市商業銀行(民営銀行を含む)は2%減の8299件で全体の10・9%。中小規模の農村金融機関は3・3%減の3306件で全体の4・3%。その他銀行業の金融機関は18・5%減の6523件で全体の8・6%を占めた。

 クレジットカード業務に関する苦情は7・8%減の4万4621件で全体の58・5%を占めた。国有大型商業銀行関連のクレジットカード業務に関する苦情件数は2・8%増の1万5043件に上り、国有大型商業銀行への苦情全体の58・1%を占めた。株式制商業銀行は13・2%減の2万6800件で全体の84・1%。外資法人銀行は12・5%減の300件で全体の80・2%となった。

 個人向け貸付業務に関する苦情は10・5%減の1万8102件で全体の23・7%を占めた。国有大型商業銀行の個人向け貸付に関する苦情件数は16・1%減の3406件で、国有大型商業銀行への苦情全体の13・2%を占めた。株式制商業銀行は12・2%減の2630件で全体の8・3%。外資法人銀行は28・6%減の35件で全体の9・4%を占めた。

 資産運用業務に関する苦情は23%減の3338件で全体の4・4%を占めた。国有大型商業銀行の資産運用業務に関する苦情は15・6%減の1802件で、苦情全体の7・0%を占めた。株式制商業銀行では56・5%減の767件、全体の2・4%となった。(c)Xinhua News/AFPBB News