【4月21日 Xinhua News】中国の交通・運輸業は今、政府が掲げた二酸化炭素(CO2)排出量のピークアウトとカーボンニュートラル(炭素中立)という目標に向けて、変革を急いでいる。交通部門は現在、CO2排出量のピークアウトに向けたロードマップを作成中で、新エネルギー車(NEV)やバッテリーの充電・交換施設など多くの産業が新たな発展チャンスを迎えている。

 統計データによると、交通部門のCO2排出量は全国の15%を占め、過去9年の排出量は年平均で5%以上増えている。交通運輸部はこのほど、交通・運輸部門はCO2排出量を左右する重要な部門の一つで、交通・運輸分野がCO2排出量のピークアウトとカーボンニュートラルを着実に行うことは、産業の環境配慮型、低炭素型への転換を速め、交通・運輸業の質の高い発展を推進する重要な手掛かりとなり、交通大国の建設を急ぐ上でも重要だと強調した。

 国家能源(エネルギー)局の章建華(Zhang Jianhua)局長は、より厳格なエネルギー消費基準を適用し、交通などの重点産業や部門の非化石エネルギーへの転換や、エネルギー使用方式の変更を後押しし、NEVの発展を加速させるとした。

 中信建投証券研究部のリポートによると、中国の20年のNEV販売台数は136万7千台に達し、自動車販売台数全体の5・4%を占めた。21年の販売台数は前年比41%増の193万台となる見込み。中国の自動車販売台数が今後数年、2~3%の伸び率を続けると、販売台数は30年に1323万4千台、35年には1826万4千台に達する見通しだ。

 バッテリーの充電・交換施設の建設も加速する見込みという。今年2月現在、中国の充電ポール設置数は175万8千基、交換施設は663カ所に達し、充電・交換施設の数は世界一を誇り、カバー面積も最大で、対象車両の最も充実した充電・交換施設ネットワークが構築されている。

 新エネルギー大手・協鑫集団(GCL)の朱共山(Zhu Gongshan)董事長は、ビッグデータ、人工知能(AI)、第5世代移動通信システム(5G)通信、自動運転、スマートシティーといった新興技術とモデルのけん引により、NEVはモバイルエネルギー産業チェーンの市場規模を数兆元(1元=約17円)程度増加させるとの見方を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News