【4月24日 CGTN Japanese】イスラエル出身で中国在住の人気ビデオブロガー、ラズ・ガロル(Raz Galor)さんは新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)アクス地区にある綿花産地を訪れ、1週間滞在し、カメラで地元の人々の仕事ぶりや生活の様子を伝えています。では、ラズ・ガロルさんのカメラに写った新疆はどんな様子でしょうか。

 まず、西側のメディアが報じたいわゆる「強制労働」について確かめてみましょう。新疆の綿花生産農場では、良い自然環境に恵まれ、相応の収入もあるおかげで、家族経営方式が採られており、「強制労働」させられているのは大型の機械といつも待機しているドローンだけです。

 いわゆる「惨めな生活」についてはどうでしょうか。ラズ・ガロルさんは農村部、郊外、都市部にある家庭を一つずつ訪ねました。職業や収入、居住条件はさまざまですが、いずれもこの数十年の大きな変化を語ってくれました。以前は、耕地が少なく、苦労もしましたが、今では多くの耕地を持ち、わずか数日で農作業を完成することができるようになりました。以前は、野菜栽培で年収1万元(約16万7000円)でしたが、今では農家観光の経営で月3万元(約50万円)を手にしています。また、ほこりだらけだった自宅前の道もアスファルト舗装されました。ほかにもまだまだあります。素朴な話ですが、豊かになった生活がもたらした満足感や喜びに満ちています。

 いわゆる「思想の禁錮」についてはどうでしょうか。ラズ・ガロルさんのカメラには、さまざまな性別や年齢の地元の人々が収められています。子どもたちの夢は、大学進学や医師になることです。タクシー運転手や配達員は、頑張りながらより良い生活を手にするという夢を抱いています。一般市民らは前向きで向上心を持っています。

 情報通信技術が急速に発展したインターネット時代に中国に足を運び、中国のことを知り、中国について世界に向けて発信する外国人が増えています。ラズ・ガロルさんはカメラの前で、全部英語で伝えています。「より多くの人に新疆の本当の姿を見てもらいたい」との思いからです。映像から伝わる一般市民の暮らしぶりやたっぷりの幸福感は、世界各国のネット利用者に注目され、共感が寄せられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News