【4月19日 CGTN Japanese】日本政府が福島第一原子力発電所の汚染水を太平洋へ放出する決定を発表した後、周辺諸国や国際社会からの批判を受ける中、日本国内、とりわけ福島県民から反対の声が上がっています。

 福島県の太平洋沿岸で地元の特産品を販売する店を経営してきた商店主たちは、汚染水の海洋放出は、自分の生活に深刻な影響を与え、原発事故による既存の問題以外にさらなる問題をもたらすと深い懸念を示しています。

 福島県の土産店経営者荒木澄江さんはCCTV記者のインタビューに対し、「ここは本当に海がきれいなところなので、ウニとかアワビとかの産地で、昔から貝焼き、特にウニの貝焼きは有名だった。しかし、今はほとんどこの地元の人たちも食べられないような状態だ」と訴えました。

 もう一人の商店主、馬目由貴子さんは核汚染水の海洋放出について、「大変心配だよ。目の前は海だから、汚染水を海に流すなんて、ひどすぎると」と懸念を示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News